アジア小児ボバース講習会講師会議

TUTOR’S MODULE報告2017年02月18日(土)

 2017年2月18,19日、大阪発達総合療育センターにてTUTOR'S MODULEが実施されました。今回のテーマは「アテトーゼ」であり、2016年度CBC基礎講習会でアテトーゼの講義を担当された西野PT、辻OT、濱田STからまず講義内容が報告されました。今回の講習会では、一人のモデルケースに対してPT、OT、STがそれぞれの視点でデモンストレーションを実施されています。

 その後、アテトーゼタイプの臨床像の変遷を参加者と確認しつつ、今回は特に「治療原則」についての議論が活発に行われました。学術部の木野本PT進行のもと、受講生が理解しやすい内容をどの視点から提案していくのか、わかりやすく言語化していく作業が同時進行で進み、その白熱さから1日目すべてが討議となりました。2日目には紀伊先生からこれまでの講義スライドを提示していただきながら、1日目の内容を再確認する講義が始めにありました。その後、実技では、講習会のデモンストレーションではPRONE STANDINGで実施した内容のポイントを踏まえつつ、座位での治療場面を想定し、治療原則同様に受講生にどのように理解してもらうかを重点にした実技内容確認と練習になりました。

 全体を通して、受講生が理解しやすい内容をどのように組み立てていくかが議論された有意義な内容で終了いたしました。